飯田地域―産業構造改革の未来像
今、三遠南信自動車道・中央リニア新幹線と、日本の十字路の立地のチャンスが到来した。ところがこの機会を人口減少下、低成長時代にあって活かすことは容易でなく、高度成長時代の指向で外部資本が投下すると安直に考えていては方向を見誤りそうです。従来の原材料の大量輸入→大量生産→大量流通→大量消費といった市場拡大の時代は終わり、これからはきめ細かく社会ニーズに応える多目的少量生産の時代に対応する技術開発力がもとめられています。
つまり、これからの飯田地域の産業形成の方向は、大量生産時代の大手依存の下請け生産や流通から自立するべく、自前のエネルギー開発・応災・健康など身近な地域生活のニーズやインフラの充実に応えるため、自然エネルギーやバイオマス新素材をはじめ地域資源を最大限活用する新たな技術を果敢に導入・開発するローカル産業技術を開発するプロジェクトが不可欠です。また飯田地域の農工商の産業が連動して自社ブランドの新製品を開発、自前の流通ルートで市場を創造することがもとめられています。
そのためには、自ら市場を創る産業の育成へ、人材が集まり育成する社会環境を整えることが重要となります。リニア新幹線飯田駅を活かすためには、ローカル産業技術開発➡環境科学技術研究のいメッカを目指して、日本・世界から研究者や技術者が集まるよう、持続可能な地域経済を構築する技術開発をすすめることが、求められる飯田地域産業の未来像です。
要はグローバル化がすすむほど、地域の産業、地域社会の自律力の強化がもとめられ、飯田地域の工業・農業・商業が連携し相乗効果を上げて飯田地域の産業構造改革に挑むビジョンと戦略づくりが不可避となりました。
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